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自分好みの靴選びー知っていると役に立つ【ヒールの種類】

2020.09.01 総合TOPWASHINGTON

自分好みの靴選び
–ヒールの種類 —

「お気に入りのパンプス」と言って思い浮かぶのはどんなデザインですか?

パンプスといっても、色や形、素材によって全く印象が異なりますよね。
今回はパンプスの印象や履き心地に大きくかかわる「ヒール」についてご紹介いたします。

 

 

 

 

ハイヒールとは何センチ以上のこと?

ヒールが高い靴をハイヒールと呼びますが、何センチ以上をハイヒールと呼ぶのでしょうか?

明確に決められているわけではありませんが、7cm以上のヒールの靴をハイヒールと呼ぶのが一般的だそうです。一概に「ハイヒール」といっても、ヒールの高さや形状により印象も履き心地も変わります。用途やイメージに合うものを選びたいですね。

 

 

 

 

 

ピンヒール

ハイヒールの中でも美脚効果の高いピンヒール。ピン[pin]=「留め針」の名の通り、針のように細いヒールを言います。女性らしい華奢な足元を演出し美脚効果があるので、ここぞというお出かけやイベントにおすすめ。安定感にかけるヒールの形状なので、美しく履きこなすには普段からヒールに慣れておきたいですね。
高いヒールに自信がない方は、低めのキトゥンヒールがおすすめです。

 

 

 

 

 チャンキーヒール

2007年に有名ブランドから登場して以降、認知度が高まったチャンキーヒール。「チャンキー(Chunky)」とは「ずんぐりとした」という意味で、高さは関係なく太いヒールの総称としてチャンキーヒールと言われています。安定感があり、ヒール慣れしていない人でも歩きやすいのが特徴。カジュアルなイメージもあり、エレガントになりすぎずスタイリッシュさを演出できます。

 

 

 

 

 コーンヒール

チャンキーヒールに似ていますが、コーンヒールの形状は円錐型。アイスクリームのコーンのようなイメージで、地面に向かって細くなっているのが特徴です。安定感は確保できるので、ヒールが苦手な方でもおすすめです。チャンキーヒールに比べてエレガントな印象も演出できるので、フォーマルな場面などでも活躍します。

 

 

 

 

 

 フレンチヒール

 

ヒールの付け根は太く、中ほどで一旦くびれ地面に向かってまた太くなる曲線的なヒールの形状。「ルイヒール」とほぼ同義で使われています。ピンヒールと比べると、ヒールの根元と接地面が太めなので安定感があります。ヒール部分が優雅な曲線を描き、エレガントな印象です。

 

 

 

 キトゥンヒール

「キトゥン(Kitten)」=「子猫」が由来の名称で、小さくて可愛らしいヒールのことを言います。3~5cm程の低めのヒールを指すことが一般的です。普段ヒールを履かない方も挑戦しやすく、疲れにくいヒールです。ちょこんとついたヒールが華奢で可愛いらしく、女性らしい雰囲気も楽しめます。

 

 

 

 

ウェッジヒール

ウェッジヒールとは、くさび型のヒールのことを言います。 つま先は低く、かかと部分が高いことが特徴で、横から見ると直角三角形のように見えます。靴底の全面が地面に接するような形状なので、安定感があり人気の高いデザインです。
夏のウェッジヒールといえば、ジュートやコルク素材が人気ですよね。軽量なコンフォートタイプのものから、ウェッジ部分に装飾があるトレンド性の高いものまで、ウェッジヒールといっても種類は様々です。

 

 

 

 

 

プラットフォーム・ソール

プラットフォーム・ソールとは、靴の前方(つま先から甲の部分)の底が厚くなっているものを言います。ウェッジヒールは、つま先とかかとの靴底に高低差があるものを言いますが、プラットフォーム・ソールは高低差が少なく、前方の靴底にも厚みがあるもののこと。指の付け根部分の厚みがクッションになり、歩きやすさもあります。
ヒールの高低差が少ないので、足の負担が少ないまま脚長効果も期待できます。

 

 

 

 

 セットバックヒール

ハイブランドのコレクションで見られる、とてもスタイリッシュなデザイン。かかとの後ろ付け根の部分から地面に向かって垂直にヒールが伸びて、すらりとした印象。モードな雰囲気のあるヒールです。重心の位置がかなり後ろにくるので自然と土踏まずに力が入ってしまい、慣れていないと足に負担がかかりやすくなります。長時間の歩行にはあまり向かないデザインです。

 

 

 

 スタックドヒール

木目のような柄があるので木でできていると思われがちですが、スタックドヒールは「革」を積み上げて作るヒールです。昔ならではのヒールの作り方でクラシックな雰囲気と高級感があります。ヒール自体に重量があり耐久性に優れているのが特徴。

一方近年多くの婦人靴に見られるのは本スタックではなく、革を積み上げたものを薄くスライスしてプラスチックのヒール芯に巻きつけたり、スタック調の柄をプリントした”スタックド調”のヒール。本スタックより低価格で、本来のスタックドヒールのようなクラシカルなイメージを楽しめます。

 

 

 

 

この他にもいろいろな種類のヒールがあります。ヒールの種類とその特徴を知ると、パンプスを選ぶときの視点が増えて、より自分好みの1足に出会えるかもしれません。
銀座ワシントンでは、「美しく、履き心地の良いパンプス」を、今後もコレクションしてまいります。